ストーリー

死神代行篇
単行本:1巻 - 8巻、アニメ版:第1話 - 第20話(計20話)
とても霊感が強い高校生・黒崎一護は、悪霊退治に来た死神・朽木ルキアと出会う。最初は死神の存在を信じなかった一護だが、人の魂を喰らう悪霊・虚(ホロウ)に襲われたことでルキアを信じざるを得なくなる。家族を悪霊との騒動に巻き込まないために虚に立ち向かう一護だったが、普通の高校生が虚に敵うはずがなく、一護を庇ったルキアは重傷を負ってしまう。絶望的状況の中、ルキアは最後の手段として一護に死神の力を分け与え、一護は死神となって虚を退治した。
しかし、ルキアの予想以上に一護が死神の力を吸い取ってしまったため、ルキアは死神としての力をほとんど失ってしまう。そこでルキアは、自身の力が回復するまで、一護に死神代行を務めるよう迫る。一度は断る一護だが、ルキアに家族を救われた恩に報いるため、死神代行を引き受け、その後さまざまな騒動に巻き込まれる。

尸魂界篇
尸魂界潜入篇
単行本:9巻 - 14巻、アニメ版:第21話 - 第41話(計21話)
やむを得ない事情があったとはいえ、死神が人間に力を与えるのは死神の世界・尸魂界(ソウル・ソサエティ)では重罪だった。ルキアは一護に霊力を与えた罪で尸魂界から現世に派遣された死神で六番隊隊長・朽木白哉と副隊長・阿散井恋次に連行され、それを阻止しようとした一護も彼らとの戦いで瀕死の重傷を負い、死神の力を失ってしまう。一護はルキアを助けるため、浦原喜助をはじめとする浦原商店の面々との壮絶な修行の末、自身に眠る死神の力を取り戻したあと、人語を繰る謎の黒猫・夜一に先導され、同級生である井上織姫・茶渡泰虎(チャド)・石田雨竜と共に尸魂界へ潜入する。
一護たちは門番・兕丹坊を退け、死神の活動拠点・瀞霊廷に侵入を試みるが、三番隊隊長・市丸ギンの妨害で失敗。だが夜一の友人である花火師・志波空鶴の協力により、空鶴の弟・岩鷲と共に瀞霊廷へ強行侵入を果たす。侵入の際に離散してしまった一護らは個々に死神と交戦することになる。そんな中、一護と岩鷲はルキアを助けたいと願う四番隊隊員・山田花太郎と偶然知り合い、彼の案内でルキアが囚われている懺罪宮を目指すが、そこへ恋次や十一番隊隊長・更木剣八が立ちはだかる。
一方、瀞霊廷ではもう一つ重大な事件が起こっていた。ルキアの処刑に疑問を抱いていた五番隊隊長・藍染惣右介が暗殺されたのである。

尸魂界救出篇
単行本:14巻 - 21巻、アニメ版:第42話 - 第63話(計22話)
ルキアが囚われている懺罪宮に辿り着いた一護らは、白哉と交戦するが、一護に斬魄刀戦術の最終奥義【卍解】を修得させるため、突如現れた夜一に戦いを中断させられる。一護は夜一に引き連れられ【卍解】を修得するため3日間の修行に入った。
一方、藍染隊長殺害事件を独自に調査していた十番隊隊長・日番谷冬獅郎は容疑者として市丸と対峙するが幼馴染でもある五番隊副隊長・雛森桃に藍染殺害の嫌疑を掛けられ、市丸と戦うも逃がしてしまう。市丸の思惑がルキアの処刑にあるとにらんだ日番谷は部下の十番隊副隊長・松本乱菊と共に処刑を止めに向かう。そんな折ルキアの処刑は期日を早められ、あまりに突然すぎる処刑日時の変更は死神たちの考えも二分することになり、現場も混乱の一途を辿る。
処刑当日、織姫は一護との再戦を目論む剣八とその部下たちの協力により石田らを脱出させ、共にルキアの処刑場へ向かう。そこに七番隊と九番隊の隊長格4名が現れ、剣八とその部下・斑目一角と綾瀬川弓親は彼らと対決することになる。幼馴染であるルキア救出を決意した恋次も白哉と剣を交えた。そして処刑が始まった瞬間、死を決意したルキアの前に一護が駆けつける。 それぞれの信念や正義や想いを賭けた死闘の火蓋が切られる中、次第にこの騒動の裏に隠された真実と陰謀が明らかになっていく。

破面篇
破面出現篇
単行本:21巻 - 26巻、アニメ版:第110話 - 第127話・第138話 - 第143話(計34話)
尸魂界から帰った一護達。虚退治に奔走する中、奇妙な転校生・平子真子が現れる。彼は死神から虚の領域に足を踏み入れた者「仮面の軍勢(ヴァイザード)」だった。一方、藍染の影を感じ、一護の父・一心も死神復帰する。ほどなくして空座町に藍染の配下の破面(アランカル)・ウルキオラらが襲撃、その戦闘能力に驚愕する。
この事態に尸魂界はルキア・恋次・日番谷ら死神達の先遣隊を現世に送り込むが、グリムジョーと複数の破面が再び来襲、斬魄刀の能力を開放した隊長格の死神や卍解状態の一護でも破面に苦戦させられる。自ら無力さを痛感した一護は、内なる虚を抑えるべく仮面の軍勢の元を訪れていた。一方、日番谷らは山本総隊長から藍染の驚くべき目的を告げられる。そんな中、破面達が3度目の襲撃を仕掛けてくる。

虚圏救出篇
単行本:26巻後半 - 35巻、アニメ版:第144話 - 第146話・第150話 - 第167話・第190話 - 第203話
藍染の命によりウルキオラら破面に連れ去られた織姫。尸魂界は本格的な戦いの準備に入り、この件から手を引く。それに納得できない一護は織姫を救出するため浦原の助力の下、石田・チャドと共に、藍染らのいる虚圏(ウェコムンド)に向かう。死神の力を借りずに虚圏に辿り着いた一護たちはネル・トゥら珍妙な破面の3人組と出会い、行動を共にする。そして白哉の黙認を得て虚圏に向かったルキア・恋次も一護達と合流、虚夜宮(ラス・ノーチェス)に乗り込んだ一護らは散開して進むことに。
だが、その先には十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)、十刃(エスパーダ)ら強大な力を持つ破面たちが待ち受けていた。一方、織姫は藍染に「仲間」として迎えられる。だが自らの能力を理解した織姫は、藍染の持つ崩玉(ほうぎょく)を無に帰さんと画策していた。
破面たちとの極限の死闘に何度も直面する一護達は時が経つに連れ、次第に満身創痍になっていき、十刃達に追い詰められていく。だが思わぬ人物達が一護達の窮地に駆けつけた。

過去篇
単行本:36巻 - 37巻前半、アニメ版:第206話 - 第212話。浦原喜助と平子真子が主人公格。
時間は遡ること110年前。当時藍染が五番隊の副隊長を務めていた頃、仮面の軍勢と呼ばれる前の平子が五番隊の隊長を務め、ひよ里達もまたそれぞれ隊長・副隊長として名を連ねていた。そして前隊長が王属特務へ異動した十二番隊には浦原喜助が隊長に任命されることになる。当時の副隊長のひよ里の反発に遭いながらも、浦原は自分なりに隊長の仕事をすることを決め、技術開発局設立を目指すのだった。
時は流れ101年前、この当時流魂街で謎の"変死事件"が発生。六車拳西率いる九番隊が調査に向かうが、そこで発見したものは先遣隊の人数分の、帯が締められたままの死覇装だった。真相究明のために現地に野営する六車九番隊の面々だが、何者かの襲撃を受け、拳西と副官の久南白の霊圧反応が消失。救出に向かった平子達が現地で見たものは変わり果てた六車九番隊の姿だった。

空座決戦篇
単行本:37巻中盤 - 48巻 、アニメ版:第215話 - 第226話・第266話 - 第310話(計57話)
藍染が織姫を連れ去った目的は、護廷十三隊や一護ら死神代行組らへの戦力分断だった。一度は一護達に救出される織姫だったが突如現れた十刃の1人、スタークにより再び捕らえられてしまう。更に藍染は死神代行組と加勢に現れた4人の隊長を虚圏に幽閉、3番以上の数字を持つ十刃のスターク、バラガン、ハリベルとその従属官を連れて現世の空座町へと進攻、虚圏では藍染の命を受けたウルキオラが虚夜宮で待ち構えていた。
しかし、空座町は山本総隊長の命を受けた浦原が作った転界結柱により空座町のレプリカへと入れ換えていた。現世に現れた護廷十三隊全隊長格と藍染一派はレプリカの空座町で総力戦を展開、一方の虚圏では死神代行組らの反撃が開始され、一護もまたウルキオラとの最後の戦いに挑む。やがて仮面の軍勢も介入した空座町決戦は互いの勢力を削ぎ落とす熾烈さを極めていく。
戦いの最中、ウルキオラと決着をつけた一護は現世に帰還。隊長格が次々と倒れる中、参戦した一心・浦原・夜一と藍染を迎え撃つが、崩玉と融合した藍染の力を前になす術もなく、本物の空座町への侵攻を許してしまう。そして藍染の魔手は有沢竜貴ら一護のクラスメイト達にも及ぼうとする中。空座町の命運を賭けた決戦は、崩玉の力で完全覚醒した藍染と新たな力「最後の月牙天衝」を修得した一護の戦いで終止符が打たれようとしていた。

死神代行消失篇
単行本:49巻 - 54巻(第424話 - 第479話)、アニメ版:343話 - 366話(計24話)

藍染との決戦を制して空座町を護った代償に、死神の力と生まれ持った霊力を失った一護。死闘から17ヵ月後、あらゆる霊なる物と断絶し、高校3年生として平穏な生活を送っていた一護の前に、代行証を持った謎の男・銀城空吾が現れる。一心の素性を知る銀城に揺さぶりを掛けられた一護は、夏梨が浦原の元を訪ねていることを知る。更に石田が謎の敵の襲撃に遭い、自らの与り知らない所で何かが起きていることを悟った一護は、自身の無力さを痛感し、銀城率いる集団「XCUTION」の元へ足を運ぶ。そこで明らかになった銀城達の目的は、一護に死神の力を取り戻させることだった。

千年血戦篇
単行本:55巻 - 60巻(第480話 - 第540話)

尸魂界で突然、大量の虚の完全消滅が次々と観測された場面から物語が始まる。

死神代行として現世で再度活動していた一護達だが、尸魂界から新たな2名の死神が現世に派遣されてきて間もなく、雨竜と同じような攻撃を行う破面と思しき人物の襲撃を受ける。それを皮切りに尸魂界では「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」という名の組織からの襲撃を受け、一番隊副隊長の雀部長次郎忠息を始めとする多数の死神が殺害され、宣戦布告を受ける。一方一護は突如現世に来訪してきたネル達から、虚圏でも「見えざる帝国」の襲撃を受け、藍染達亡き後実質的に虚圏を統括していた第3十刃のティア・ハリベルが囚われの身となり、虚圏が帝国の占領下に置かれたことを知らされる。

尸魂界では様々な状況や調査の結果から、「見えざる帝国」とは滅んだはずの『滅却師』の集団である事が突き止められ、ネル達と共に虚圏に再度来訪した一護達も対峙した敵からその事実を聞かされるのだった。そして、「見えざる帝国」による尸魂界への侵攻が始まる。護廷十三隊による必死の防戦や一護の加勢で辛くも撤退させるが、尸魂界が受けた被害は甚大であり、特に護廷十三隊は山本元柳斎重國総隊長をはじめとする多くの死神が戦死するなど凄絶なものだった。

戦後、護廷十三隊を立て直すべく王属特務、通称「零番隊」が現れるが、そこで一護は自身の知られざるルーツについて教えられることになる。

千年血戦篇・訣別譚
単行本:61巻 - 74巻(第541話 - 第686話)

突如、瀞霊廷を黒い影が侵食し、見たこともない場所へと姿を変える。それは「見えざる帝国」による尸魂界侵攻だった。再び交戦状態に入る両陣営。先の戦いで卍解を奪われた隊長たちも技巧を凝らして応戦するものの星十字騎士団の圧倒的な実力に倒れていく。しかし浦原の作った侵影薬で卍解を取り戻し、一進一退の戦いが続く。霊王宮で修業を終えた一護たちも参戦するが、ユーハバッハは一護が瀞霊廷に降下する際にできた抜け道を通って霊王宮に侵攻を開始する。後を追う一護たち、そして零番隊も霊王宮にてユーハバッハを迎え撃つのだった。

  • 最終更新:2021-11-08 06:33:56

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