浦原喜助

プロフィール

浦原商店店長・前十二番隊隊長兼技術開発局初代局長 
身長:183cm
体重:69kg
誕生日:12月31日


表向きは「浦原商店」なる駄菓子屋の店主だが、実態は現世にいる死神に対して霊的商品などを売る・虚ごとにランク分けされた換金システムで虚を浄化するごとに賞金を渡すなどの死神への援助を行う闇商人。ルキアの現世における行動を援助している(彼以外の死神相手の商人は作中では登場しておらず、尸魂界公式の職業かは不明である)。一人称は「アタシ」。自称「ちょっと影あるハンサムエロ店主」。いつも下駄と帽子、甚平という格好(同じものを百個ぐらい持っている)で、杖と扇子を携帯し、飄々としていて真面目なのかふざけているのか判別が難しい。初登場時からことあるごとに何かを隠しているような、あるいはほのめかすような言動を繰り返している為その真意の掴みにくい。以上の性格・言動のために、周りからは「胡散臭い」「変態」と思われている。一方で地声で凄むと一護が凍りつくほどの迫力がある。
正体は藍染惣右介の策略により尸魂界を追われた先代の護廷十三隊・十二番隊隊長であり、技術開発局創設者にして初代局長を兼任した死神である。
鬼道を術名すら唱えず使用し、得意の義骸技術を活かした新発明”携帯用義骸”を使用することで変わり身の防御技を編み出している。戦闘においては十刃(エスパーダ)の一人であるヤミーを赤子同然にあしらうなど、元・隊長としての実力を垣間見ることができる。作中では折に触れ、一護や死神らがピンチに陥った際に駆けつけている。夜一と共に事実上の一護の師として、彼の能力を伸ばすための助力を行う(しかしその手法が些か手荒い)。何度か戦闘の描写はあるものの、訓練や援護のための攻撃がほとんどであるため、詳細は不明である。登場人物の中では珍しく、戦闘時にも負傷する場面がほとんどない人物でもある。藍染には自らのその類稀な頭脳から「自身の頭脳を超える唯一の存在」と一目置かれている。
西流魂街はかつての拠点であり、彼の作った穿界門はそこにしか行けない。また、虚圏(ウェコムンド)へ続く穴「黒腔(ガルガンタ)」を開くことができる。
浦原の追放時に逃亡幇助し地位を失った四楓院夜一とは幼馴染で今も交流が深い。志波空鶴の言葉からすると志波家とも繋がりがある模様。たまに何かを発明して自分で実践している。

過去
110年前、二番隊第三席だったが、当時の護廷十三隊・十二番隊隊長であった曳舟桐生が王属特務「零番隊」に選ばれたのを機に、夜一の推薦・元柳斎含む3名の隊長の立会いで行われた隊首試験合格を経て、後任の十二番隊隊長になる。この時の一人称は「ボク」。十二番隊隊長に就任後は、副隊長のひよ里に反発を受けながらも、次第に周囲を自分のペースに巻き込み、その後、蛆虫の巣に収監されていた涅マユリを自分の死後に局長の座に就かせることを条件に部下に引き入れ「技術開発局」を創設。天才的な発想と技術により様々な独創的研究開発を行い、十二番隊を技術開発という独自路線へと導いた。
二番隊在籍時、蛆虫の巣の管理を任されており、全ての収監者を素手で制圧できる高い能力を有していた。アニメでは飄々とした振る舞いから砕蜂に「怠惰で愚鈍」と形容されていたが、彼女の印象とは逆に諜報・制圧活動を遂行させ、部下からの信頼も厚い実力者としての片鱗も覗かせている。
101年前に虚と死神の境を越える物質「崩玉」を開発したが、その危険性を危惧し破棄を試みるが果たせなかった。後にその存在をくらませるため、ルキアの魂魄に密かに隠す事に成功した。
魂魄消失事件で霊圧反応が消失した拳西と白の元へ赴いた当時の部下であるひよ里を救うため、当時大鬼道長だった鉄裁と共に現場へ急行、平子達が藍染によって虚化の被害に遭うのを目撃し、崩玉で彼らを救おうとしたが、中央四十六室に捕らえられ、藍染が行った虚化の実験の罪を擦り付けられ尸魂界を追放された。そのため尸魂界にはいかなる(穿界門も同様)方法をもってしても入れない(劇場版第3作目では尸魂界に入る手段が無い訳ではなく、本人は「遠慮していた」と言っている)。
その際、霊子を含まないため中に入った死神を捕捉不能にする上に霊力を分解してしまう特殊な義骸を作り、その義骸で現世に身を潜めると共に、崩玉の存在を完全にくらませようとしていた。尚、藍染は一護にはその義骸を作製したことで浦原が追放されたと述べている。

死神代行篇
ルキアが尸魂界に連れ戻された際、彼女及び崩玉を奪還するため、白哉との戦闘で奪われた一護の死神能力を呼び戻して特訓したり、一護たちを尸魂界へ送り出したりと協力する(この時点ではまだ一護たちに崩玉の存在などについて真相を話していない)。当初は一護から名前を覚えてもらっていないせいもあり「ゲタ帽子」と呼ばれていたが、特訓以降は名前を覚えられさらに敬意を表したのか「浦原さん」と呼ばれるようになる。尸魂界から帰還した一行を出迎え、真相を知った一護らに対して謝罪した。

破面篇
井上織姫の能力が藍染惣右介に狙われることを危惧し、彼女に戦力外通告をして戦線から遠ざけようとしたが、彼女の虚圏への連行は防げなかった。後に織姫を救出しようとする一護達のため虚圏へ行かせるために黒腔を開き、一護達に協力した。またその傍ら、隊長格専用の黒腔開通や転界結柱の製作など元柳斎の命を受け藍染の現世侵攻の対応に尽力していた。一心が藍染との戦闘中に夜一と共に参戦した。その後、一護が無月を放った後も倒れなかった藍染に千手皎天汰炮を放った時に仕込んでおいた封印磔を発動させ、藍染を封じ込めた。

斬魄刀

斬魄刀の名は『紅姫(べにひめ)』。 浦原が「彼女」と呼んでいることから本体は女性と窺える。

始解
封印時は仕込み杖の形状で常に持ち歩いており、能力解放と共に鍔の無い短めの直刀に変形する。また、それとは別に「啼け『紅姫』(なけ『~』)」の解号で刀身から血を流すと共に様々な技を繰り出す。能力を手にする前とはいえ、一護の斬魄刀をいとも簡単に切り落とすなど、切れ味も抜群である。
夜一の回想シーンでは杖ではなく通常の刀を持っていた。 解放前の杖は悟魂手甲と同じ効果を有しており、肉体から魂魄を引き離すことができる。
解号は「起きろ『紅姫』(おきろ『~』)」

卍解
自身の開発した「転神体」という特殊霊具によって卍解は習得しているが、能力は不明。ただ浦原は自身の卍解について「人を鍛えるのに向いてない」と発言している。

「血霞の盾」(ちがすみのたて)
始解時に使用。鞘から血を出し、敵の攻撃を防ぐ防壁を張る技。
「紅極破」(こうきょくは)
始解時に使用。一護の斬魄刀『斬月』の技「月牙天衝」に似た、離れた敵に紅い斬撃を飛ばす技。ヤミーの虚閃を相殺するほどの威力を持つ。技名は原作に登場しておらず、PS2のゲーム『BLEACH 〜放たれし野望〜』で明らかとなった。
「切り裂き紅姫」(きりさきべにひめ)
『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』で使用。「血霞の盾」から無数の刃を連続で発射する。
「縛り紅姫」(しばりべにひめ)
剣先から出した黒紐の網で相手を拘束する。
「火遊紅姫 数珠繋」(ひあそびべにひめ じゅずつなぎ)
「縛り紅姫」の網の繋ぎ目から爆発を起こす。

  • 最終更新:2011-01-22 20:28:18

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