護廷十三隊

一番隊
護廷十三隊の筆頭部隊で、厳格な隊士が集うエリート部隊。この隊に配属されること自体が、大変な名誉である。なお、月に一度隊士を集めての茶会が開かれている。
隊花:菊(きく)、特色(花言葉):真実と潔白

山本元柳斎重國(やまもと げんりゅうさい しげくに)
声 - 塚田正昭
身長168cm 体重52kg 1月21日生まれ
護廷十三隊一番隊隊長・護廷十三隊総隊長。
禿頭から額にかけて大きな十文字の傷を持ち、膝まで垂れる長い髭(自分で結っており、月に一度毛先を揃えている)をたくわえ、好々爺のような容姿をしている。肉体は老人とは思えぬほど鍛え抜かれており、歴戦の老将の証拠として数多くの傷が刻まれている。かなりの老齢(少なくとも二千歳以上)だが自分より強い死神がいないために千年以上も総隊長を務めてきた猛者であり、死神としての実力は未だ衰えることなく、護廷十三隊総隊長を名乗るにふさわしい実力を有し、藍染でさえも「戦闘能力は私より上」と認めている。また、素手での戦闘能力も規格外であり、流刃若火を封じる解放状態のワンダーワイスを素手で倒すほどである。羽裏色は京紫(きょうむらさき)。
約二千年前、死神等の教育機関「死神統学院(現在の真央霊術院)」を創設。そこから初の隊長となった京楽、浮竹を我が子のように誇っているが、その彼らであっても自分と道を違えた時には容赦無く断罪する、世界の正義のために非情な決断をする強固な意志を持つ。藍染が中央四十六室のメンバーを殺害したため、現在は一人で中央四十六室と同等の決定権を持つ。
空座町での藍染との決戦にも、他の隊長格を率いる形で参戦。全ての隊長や仮面の軍勢が倒された後で、藍染に挑む中で流刃若火を封じるワンダーワイスを倒すものの、流刃若火の炎を吸収したワンダーワイスが、それを爆発させようとしたのを抑え込むために重傷を負った。しかし、犠牲破道の九十六・一刀火葬を放ち、藍染の隙を作ることに成功する。その為、決戦後は左腕を失っている。
新隊長天貝繍助篇では天貝繍助の父で彼の部下である如月秦戌が雲井尭覚により獏爻刀に手を染めた事を知りやむを得ず殺害する羽目になったため、如月の息子の天貝に恨まれ、命を狙われることになる。
和食全般を好み、洋食を嫌う。月1で隊士達を集めて茶会を開くことが趣味。テレビアニメの「死神図鑑ゴールデン」では、年のためか、人を呼び出しておきながら自分はうっかり寝てしまう、という失態が見られる。
斬魄刀:『流刃若火(りゅうじんじゃっか)』
焱熱系最強にして最古の斬魄刀。普段は封印状態の斬魄刀を更に杖の形状に封印して携帯している。斬魄刀解放と共に斬魄刀全体から巨大な炎を発し、全斬魄刀中最高と言われるほどの高い攻撃力を発揮する。浮竹、京楽との戦いにおいては、始解状態にも関わらず、自分達の周りが炎に包まれるほどの力を見せた。また副隊長レベルでは歯が立たない「アヨン」を子供をあしらうか如くに倒した。その能力が強大故か、アニメオリジナルなどでは能力を封印されたり、脅威として立ちはだかる場合が多い。
解号は「万象一切灰燼と為せ『流刃若火』(ばんしょういっさいかいじんとなせ『〜』)」
技「城郭炎上(じょうかくえんじょう)」
炎の壁を発生させ、対象を囲む。藍染たちの現世侵攻の際、護廷十三隊の死神と破面との戦闘に藍染・市丸・東仙がその戦闘に介入できないようにした。
技「撫斬(なでぎり)」
流刃若火、一つ目の技。炎を刀に纏わせ相手を一刀両断する。
技「焱熱地獄(えんねつじごく)」
『流刃若火』による大技。時間を掛けて施した仕掛けを発動させて火柱を広範囲に発生させ、最後は敵のみならず自身や仲間すらも燃やし尽くす。藍染との直接対決で使用して戦いに終止符を打とうとするが、ワンダーワイスの『滅火皇子』で封じられ不発に終わる結果となった。
技「双骨(そうこつ)」
両拳による強烈な打撃を繰り出す。戦闘では解放状態のワンダーワイスを破壊する程の威力を見せ付けた。また片腕の拳から強烈な打撃を繰り出す際は、「一骨(いっこつ)」と称される。
破道の九十六 一刀火葬
刀身に似た爆炎を放つ鬼道。対藍染戦で使用。

雀部長次郎(ささきべ ちょうじろう)
声 - 山口太郎
身長179cm 体重66kg 11月4日生まれ
護廷十三隊一番隊副隊長。
銀髪、口ひげで見た目は西洋人のような男。普段は無口で、作中でも会話場面は僅かにしか存在しない。隊長にしか許されないはずの白羽織を身に付けているように見えるが、これは羽織ではなく自作した洋風マントである。
特技がフェンシング、休日には洋風文化の取り入れに勤しむなど、洋風のものを好んでおり、和食が嫌い。現世に行った際に見た英国紳士に憧れ、以来現世に訪れるたびに紅茶のリーフを持ち帰り育てているが、うまくいかない。
「死神図鑑ゴールデン」ではセリフはあったものの、草鹿やちるに大前田希千代、射場鉄左衛門と共に「副隊長地味っ子トリオ」として扱われてしまった。作中ではしばらく名前が出てこなかったため、アニメで初めて喋った回ではエンディングクレジットで「一番隊副隊長」と表記されており、後にファンブックにて初めて名前が明かされた。
斬魄刀:『厳霊丸(ごんりょうまる)』
能力解放と共に鍔が変形し刀身がレイピア状になる。能力不明。
解号は「穿て『厳霊丸』(うがて『〜』)」。
二番隊 [編集]
隠密活動に秀でた隊士が多く、高い戦闘能力を有する実戦派部隊。代々隠密機動総司令官を務める四大貴族「四楓院家」の当主が隊長を兼任する関係柄、元来別組織である隠密機動とのパイプが強く、席官が隠密機動の要職に就いている。
隊花:翁草(おきなぐさ) 特色(花言葉):何も求めない

砕蜂(ソイフォン)
声 - 川上とも子、桑島法子(代役、第206話 - ) /演 - 関根あすか
身長151cm 体重38kg 2月11日生まれ 好きなもの・魚 嫌いなもの・肉
護廷十三隊二番隊隊長・隠密機動総司令官及び同第一分隊「刑軍」総括軍団長・女性死神協会理事
代々処刑・暗殺を生業とし続けてきた下級貴族「蜂(フォン)家」の九代目。6人兄妹の末っ子として生まれ、5人の兄達も隠密機動所属だったがまもなく死去。おかっぱのようだが両耳付近は長く、それを布で巻いており、髪の先には輪がくくりつけられている。隠密機動入団時に蜂 梢綾(フォン シャオリン)の幼名を捨て曾祖母の号「砕蜂」を(アニメでは有無を言わさず強制的に)受け継ぐ。
善悪等に関心が無く、護廷十三隊隊長としての使命と矜持にのみ基づいて行動し、任務に障害がある者はたとえ仲間であっても排除しようとする冷徹な性格。部下と親しくしあうのを好まず、副官の大前田をぞんざいに扱う素振りも見せているが、非常事態には自分よりも部下の命を優先させようとする一面も持っている。また仲間のピンチは敵を倒すチャンスとして利用するという隠密機動としての持論を持っている。死神隊士や隠密機動の中には彼女に憧れる者も多く、ファンクラブまで存在するほど人気が高い。羽裏色は琥珀色(こはくいろ)。
夜一の元部下で彼女を敬愛・崇拝していたが、それゆえに夜一の突発的すぎる逃亡に戸惑いを覚え彼女を恨み、自らの手で捕まえると決意することで、その感情を乗り越え、総司令官の地位へ上り詰めた。しかし夜一への想いは完全には捨て切れず、後に夜一と和解し共闘する。また、夜一と関わりがあったテッサイの部下であるハッチとは面識があるが、現在ハッチが所属している仮面の軍勢が浦原と繋がっている為、嫌っていた。
基本的な戦闘能力では夜一を圧倒するものがある一方、総合的には未だ一歩譲る。戦いの際、刑戦装束という背中が露出しているノースリーブの服を着ている。また、白打で戦うことが多い。「瞬閧」(後述)を、未完成ながらも独力で身に付けている。
アニメのバウント篇では馬橋にビットの毒を注入されるも、雀蜂の毒を使用し中和。馬橋を油断させ、撃退することに成功している。(原作には雀蜂自体が毒を持っているという記述・描写はない)また、訓練により、たいていの毒は彼女に通じないらしい。また、バウント篇や過去篇でも浦原を疎んでる節がある。
夜一との絡みは原作・アニメ共によくネタにされており、小説『BLEACH THE HONEY DISH RHAPSODY』では事件がひと段落ついた後、夜一が尸魂界滞在中は仕事そっちのけで身の回りの世話やお供をしており(だが仕事は猛スピードで終わらせている)、二番隊隊長の座を譲り渡してまで尸魂界に戻ってきてくれるよう懇願していた。また「死神図鑑ゴールデン」では夜一にチョコをプレゼントしようとするも、当の夜一が猫に変身して受け取りを拒否されてしまう。そんな思いに起因してかネコグッズの収集を趣味としている。
他隊の隊長格と共に、空座町での藍染との決戦に出陣する。バラガンの従属官ジオ=ヴェガとの戦いには勝利するが、バラガンとの戦いで左腕を失う重傷を負った。それでも一時はバラガンをハッチと共闘し戦闘不能にまで陥らせた。
斬魄刀:『雀蜂(すずめばち)』
解放前の状態でも他の斬魄刀に比べて短く、能力解放と共に右手中指に付けるアーマーリング状の刃に変化。能力は、最初の一撃で標的の身体に刻まれる死の刻印「蜂紋華(ほうもんか)」にもう一度攻撃を加えることで必ず相手を死に至らしめる「弐撃決殺(にげきけっさつ)」。外面の所に二回攻撃を加えなくても、前、後ろ左右からでも体の臓器を二撃決殺できる。二撃を加えられた相手は消滅する。
解号は「尽敵螫殺『雀蜂』(じんてきしゃくせつ『〜』)」
【卍解】:『雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)』
解放と同時に砕蜂の右腕にハチの下腹部を模したような金色の照準器付きの砲台が装備され、金色の蜂の針状の砲撃をミサイルのように放つ。姿が巨大であり重すぎて動く事もままならないため、砕蜂自身は隠密機動の矜持に反するとしてあまり使用を好んでいない。一発による破壊力は本人曰く「暗殺と呼ぶには派手すぎる」と、着弾点に巨大な爆風を撒き散らすため、暗殺よりも殲滅戦に向いているほど強力だが連続での使用は体力の消耗が激しいため、三日に一発が限度。また使った砕蜂自身も反動で飛ばされるためか、バラガンとの戦いでは、鎧の下地に使う鋼鉄の帯「銀条反」を自身とビルに巻いて使用していた。
技「瞬閧(しゅんこう)」
白打と鬼道を練り合わせた高等戦闘術。鬼道を身にまといそれを炸裂させて戦う。本来は隠密機動総司令官に継承されてきたものだが、砕蜂はそれを知らされないままに独自に開発、会得した。だが、夜一のそれと比べるとまだまだ劣っている部分も多く、完成の域に達していない。夜一と肩を並べて戦う日を夢見て、休日には修行に励んでいる。
技「吊柿(つりがき)」
相手の放った拳や蹴りに自分の手足をかけて攻撃の軸にする戦闘手段。もともとは夜一の生み出した技。
大前田希千代(おおまえだ まれちよ)
声 - 樫井笙人
身長210cm 体重151kg 5月5日生まれ 好きなもの・油せんべい、肉 嫌いなもの・魚
護廷十三隊二番隊副隊長・隠密機動第二分隊「警邏隊」隊長・男性死神協会理事
でっぷりとした太めの体格(本人曰く「ふくよか」)をしており、常に油煎餅を抱えている。名前は通常「大前田希千代」で通っているが正式には「大前田 日光太郎右衛門 美菖蒲介 希千代」(おおまえだ にっこうたろうえもん よしあやめのすけ まれちよ)という。金持ちのボンボンで、自身も大前田宝石貴金属工場の社長も兼任している。
家族構成は、父:希ノ進、母:希華、長女:希美、長男:希千代、次男:希次郎三郎、次女:希代(声 - 藤田咲)の6人。末妹だけ美人(大前田家ではそう思われていない)だが、それ以外は同じような顔をしている。趣味はブレスレットの制作で、休日には庶民を自邸に招待して過ごしている。一見すると体型から鈍重そうに見えるが隠密機動ということもありスピードは速い。逆に鬼道は不得手と本人は言っており、二十番台の鬼道を詠唱破棄で発動しようとして暴発してしまったこともある。
空座町での戦闘では他隊の隊長格と共に出陣し、バラガンの従属官ニルゲ・パルドゥックと対戦し勝利を収める活躍を見せた。
『カラブリ+』では、現在の二番隊とは関係ない夜一に熱心な砕蜂に対して、文句を言ったりしているが、その都度物凄い形相で睨まれたり、クナイを頬に刺されたりしている。他隊とは違い、砕蜂の態度もあって隊長・副隊長間の仲がドライな部分もあるが、大前田自身も砕蜂のピンチを救おうとするなど慕っている描写も多い。また夜一がいつ来てもいいようにと、二番隊舎の改築を自腹でやらされている。
斬魄刀:『五形頭(げげつぶり)』
能力解放と共に刀身が柄部分と鎖で繋がれた棘付き鉄球(モーニングスター)状に変化する。
解号は「打っ潰せ『五形頭』(ぶっつぶせ『〜』)」

四楓院夜一(しほういん よるいち)
声 - 雪野五月
110年前当時の護廷十三隊二番隊隊長、隠密機動総司令官及び同第一分隊「刑軍」総括軍団長。

大前田希ノ進(おおまえだ まれのしん)
身長210cm 体重151kg 5月5日生まれ
110年前当時の護廷十三隊二番隊副隊長・隠密機動第二分隊「警邏隊」隊長。現在の二番隊副隊長・大前田希千代の父親。


三番隊
三番隊隊舎には、市丸が植え育てた柿の木がある。さらに、市丸がいた頃は、彼の行う悪戯や意地悪の被害にあっていた隊士も数多くいた模様。京楽曰くローズの前の隊長は引退したらしい。
隊花:金盞花(きんせんか) 特色(花言葉):絶望

市丸ギン(いちまる - )
声 - 遊佐浩二/演 - 土屋裕一
護廷十三隊三番隊隊長→後、謀反により虚圏へ。
吉良イヅル(きら - )
声 - 櫻井孝宏/演 - 北村栄基
身長173cm 体重56kg 3月27日生まれ
護廷十三隊三番隊副隊長(市丸謀反後は隊長業務を兼任(劇場版2では、隊長権限代行と呼ばれた))・男性死神協会理事・元は恋次、雛森と共に藍染の計らいにより五番隊だったが、恋次の後に四番隊に所属していた模様。
瀞霊廷の下級貴族出身。生真面目な性格でやや気弱。己の使命や上の言うこと、特に市丸ギンには、絶対の信頼を寄せているため、自身のあらゆる感情を押し殺して従う。恋次・雛森とは同期で、檜佐木は先輩。真央霊術院に首席合格しており、その同級生だった頃は雛森に好意を寄せていた。父の名前は景清、母の名前はシヅカ。趣味は俳句で挿絵は雛森が描いている。作家仲間で檜佐木と仲が良い。好きなものはところてん。なお、市丸の好物である干し柿は嫌いである。元四番隊であり、治癒能力も使用できる。
尸魂界篇ではその性格を藍染に利用され、藍染の思惑も知らないまま、市丸と共に暗躍することになる。乱菊との戦いの後、勇音の天挺空羅により雛森の重傷を知ることで自分が利用されていたことに気づく(隊長であった市丸に裏切られ、置いて行かれたことに対して僻みに近い感情を抱き、『カラブリ+』では何かにつけて市丸ネタを引きずっている)。
空座町での藍染との決戦では、転界結柱の守護を担当。破面アビラマ・レッダーとの対決に勝利し、後にアヨンによって負傷した乱菊達の治療を行うが、鏡花水月の力でいつの間にか雛森と入れ替わっていた藍染に切り伏せられる。
また人気投票では徐々にではあるが順位が向上しており、第4回人気投票では9位を獲得。ついにトップ10入りを果たした。
アニメのバウント篇では古賀のドール・ダルクに苦戦する一護を救出し、斬魄刀『侘助』の力でダルクを圧倒する活躍を見せている。
斬魄刀:『侘助(わびすけ)』
能力解放と共に刀身が中程から鉤状に変形、攻撃を加えた回数分だけ対象の重量を倍々に重くする能力を持つ。吉良曰く「(相手が)重さに耐えかね、詫びるように自らの頭(こうべ)を差し出す、ゆえに侘助」とのこと。重さに耐えかねて頭を差し出した相手は、鉤状の刃で引っ掛けられるように首を切り落とされる。
アニメ版では、その能力から前述の「流刃若火」同様、脅威となっている。
解号は「面を上げろ『侘助』(おもてをあげろ『〜』)」。

鳳橋楼十郎(おおとりばし ろうじゅうろう)
声 - 樫井笙人
110年前の護廷十三隊三番隊隊長→後、仮面の軍勢(ヴァイザード)の一員となる。他の仮面の軍勢の仲間には「ローズ」と呼ばれている。

射場千鉄(いば ちかね)
身長160cm 体重47kg 9月14日生まれ
110年前の護廷十三隊三番隊副隊長。現在の七番隊副隊長・射場鉄左衛門の母親で、同じく広島弁を喋る。ローズが隊長職に就いた時から、消極的なローズの尻を叩いていたという。


四番隊
四番隊は救護・補給専門の部隊であり、所属隊員の平均的戦闘能力は他隊にくらべて低い。そのため他の部隊(特に十一番隊)に馬鹿にされがちで、様々な雑用を押し付けられている。霊力を治癒能力に変える死神がまとめて配属されている可能性が高く、確認されているだけでも十四もの班がある大所帯。前線で戦わないため基本給料はわりと安い。また、四番隊には一人ずつ特製の滋養強壮剤が渡されている。月に一度、卯ノ花により生け花教室が開かれている。
隊花:竜胆(りんどう) 特色(花言葉):悲しんでいるあなたを愛する

卯ノ花烈(うのはな れつ)
声 - 久川綾/演 - 笠原弘子
身長159cm 体重45kg 4月21日生まれ 好きなもの・濃い味 嫌いなもの・薄味
護廷十三隊四番隊隊長・女性死神協会理事長
落ち着いた容姿で言動共に静かで穏やかな女性。既に100年以上在任している浮竹・京楽をして「大先輩」と呼ばれる、元柳斎に次ぐ古参の隊長。趣味は生け花で特技は剣道。髪がかなり長く、量も多い。意外に巨乳。救護専門部隊の長であり戦線に出ることは余りないため、現段階では彼女の戦闘力は不明であるが『カラブリ+』による戦闘データでは攻撃力、鬼道・霊圧、知力が最高(100)でそれ以外のデータも高水準の数値を有する(総合値では隊長の中でもトップクラスで山本総隊長と藍染に次ぐ)。羽裏色は灰桜(はいざくら)。
尸魂界での騒動においては、藍染の「死体」のもつ微かな不自然さをただ一人感じ取り、日番谷と同様に藍染の謀略に気づいたため、死神側が迅速な行動を取ることができた。破面篇では白哉・剣八・マユリと共に虚圏へ侵入し、茶渡とガンテンバインに救護を施した後、現世に駆けつけようとする一護に同行する。現世までの道中で虚圏の戦闘で傷ついた一護を回復させ、現世に辿り着いた後は、傷ついた猿柿ひよ里らの治療に当たる。
基本的に温厚な人格者だが、言うことを聞かない患者や自分の意見に素直に従わない者は笑顔で威圧して黙らせる等、短気な一面を見せることもある。『カラブリ+』などギャグパートでは腹黒さが目立つ(アニメの「死神図鑑ゴールデン」では志波岩鷲の愛猪ボニーちゃんを鍋の材料にした)ものの、アニメで山田花太郎からコンビニ開設の案を出された時に、化粧品も置くように言うようなほのぼのした一面もある。休日には薬草探しのために登山しているが自分の足ではなく『肉雫唼』を使って登っている節がある。
『カラブリ+』の「瀞霊廷通信」の単行本紹介欄(ジャンプコミックスのそれのパロディ)を見ると、山本総隊長を除いて唯一千を超える巻数の単行本を出している。山本と卯ノ花についで長いのは京楽春水の146巻。
斬魄刀:『肉雫唼(みなづき)』
巨大なエイに似た生物に変化し、呑みこんだ者に対し治癒能力を発揮する。封印状態の時は普通の刀よりもかなり曲がった刀身をしており、肩掛け用の紐がついている。なお封印時には余程のことが無い限り勇音に携帯させている。解号はまだ不明。

虎徹勇音(こてつ いさね)
声 - ゆかな
身長187cm 体重70kg 8月2日生まれ 嫌いなもの・かまぼこ
護廷十三隊四番隊副隊長・女性死神協会理事
救護隊副官であるため主官の卯ノ花同様余り戦線には出ない。十三番隊第三席・虎徹清音の姉。女性キャラクターの中でもかなりの長身で、優男風の体格容姿だが、優柔不断な性格でかなりの怖がり。
捕捉・伝達系の鬼道(縛道)・「天挺空羅(てんていくうら)」を使用し、各死神達に藍染達の叛逆を即刻伝えるといった鬼道の能力もみせる。
ドラマCDより清音曰く「隠れ巨乳」(マンガオンラインでのBLEACH特集で配信の、オリジナル壁紙では確かに巨乳に描かれている。)好きなものは栄養が無く身長が伸びなさそうだからという理由でおかゆ(本人はこれ以上身長を伸ばしたくないと思っている)で、三食おかゆでも良いらしい[1]。趣味は生け花で特技は裁縫。休日は妹に会いに行って過ごしている。
斬魄刀:『凍雲(いてぐも)』
封印時から雪の結晶のような形をした鍔を持ち、能力解放と共に刀身が三本に分かれた形状に変形する。能力は不明。
解号は「奔れ『凍雲』(はしれ『〜』)」
縛道の五十八 摑趾追雀(かくしついじゃく)
対象の位置を捕捉する縛道。
縛道の七十七 天挺空羅(てんていくうら)
複数の人物に同時に音声を伝える縛道。
詳細は鬼道を参照。

伊江村八十千和(いえむら やそちか)
声 - 青山穣
身長179cm 体重70kg 2月29日生まれ
護廷十三隊四番隊第三席・第一上級救護班班長 男性死神協会副会長
眼鏡をかけたまじめな死神。四番隊の前線指揮を担当し、治療能力は副隊長の勇音に匹敵する実力者だが地味。他隊の三席より実質的な地位が低く、十一番隊五席の弓親にまで格下扱いされることに不満を覚えている。まめに記録を出しており、十一番隊の悪口を綴っている(しかし、その上から線をして横にまともな文を書き直すのがもっぱら)。よく荻堂に変態扱いされ、からかわれている。アニメでは怒っている際に感情が高ぶると乱暴な口調になる。

山田花太郎(やまだ はなたろう)
声 - 宮田幸季/演 - 村上耕平
身長153cm 体重45kg 4月1日生まれ
護廷十三隊四番隊第七席・第十四上級救護班班長
鬼道を治癒に使える。真面目な性格だが、天然でヘタレ気味。先輩がいたずらで渡した小麦粉玉を、隊支給の薬だと思い込んで携帯している。またよく叱られてもいるようで、席官としての威厳は皆無。
席官だが六番隊の隊舎牢の清掃係を務めていたときにルキアと出会い交流を深める。一護の話もルキアを通じて聞いていた。その後、偶然にもその一護らと行動をともにすることになり、ルキアの救出に協力。そのことが発覚して独房へと入れられるが、六番隊の理吉に助けられ、恋次を治療、彼にルキア救出を託した。単行本のおまけページに多く登場する。コン曰く「冴えないくせに女子にもてるルックス」らしいが、実際に尸魂界で女性死神からもてているかは不明(可愛がられてはいた)。破面篇ではルキアを助けるため虚圏へ白哉に同行する。
アニメでは卯ノ花に現世を見て来いと言われ派遣されたが、第63話で一瞬だけ登場した後「死神図鑑ゴールデン」にて現世で仕事の面接を受けるものの、全て不採用になり空腹で倒れたところを、とあるコンビニの店長に拾われ、バウント篇ではそのコンビニで岩鷲と共にバイト生活を送った。その甲斐あって、研修も受け尸魂界にコンビニを設立しようとしたことも。それ以外でも134話で限定解除の簡略化と破面の霊波調査のために現世に向かうリンの案内役として現世に派遣される。弓親と共にギリアンを倒す実力を披露している。一度、斬魄刀を紛失したことがある(しかもかなり長い間気づかなかった)。
斬魄刀:『瓠丸(ひさごまる)』
単行本のおまけページに登場。アニメでは解放したものの、本編では解放形態は未登場。斬りつけた相手の傷を取り込み癒す能力を持つ。だが、取り込まれたダメージが一定量に達すると、メス型の攻撃形態「朱色瓠丸(あけいろひさごまる)」へと変形し、取り込んだダメージ分全てを敵にぶつけることができる。最大出力での攻撃力は更木剣八が一目置くほど。ギリアン級大虚にも大きなダメージを与えた。ダメージ蓄積量は、後述の龍紋鬼灯丸(斑目一角の斬魄刀の卍解)同様、赤い色のゲージで判別できる。
ゲージ蓄積量が一定量より少なくても「満たせ『瓠丸』(みたせ『〜』)」の掛け声で解放(始解)できるが、この場合、相手に与えられるダメージは極めて少ない。

山田清之介(やまだ せいのすけ)
身長170cm 体重56kg 12月13日生まれ
110年前の護廷十三隊四番隊副隊長。花太郎の兄。花太郎とは対照的に、性格が暗く性悪な印象がある。
尚、彼のみ単行本の空きページ、ガイドブックに載っている主要外の隊長格らの中で唯一本編にて姿を確認できる。


五番隊
穏やかな雰囲気の隊風で、常に隊士仲が良く所属隊士の能力が高いのが特徴の隊。藍染がいたころは、月に一度書道教室が開かれていた。
隊花:馬酔木(あしび) 特色(花言葉):犠牲・危険・清純な愛(あなたと二人で旅をしましょう)

藍染惣右介(あいぜん そうすけ)
声 - 速水奨/演 - 大口兼悟
護廷十三隊五番隊隊長→後、謀反により虚圏へ。


雛森桃(ひなもり もも)

雛森桃 01

声 - 佐久間紅美/演 - 齊藤来未子

身長151cm
体重39kg
6月3日生まれ
好きなもの・桃
嫌いなもの・すもも

護廷十三隊五番隊副隊長

西流魂街一地区「潤林安」出身。恋次・吉良とは同期で、檜佐木は先輩。十番隊隊長の日番谷冬獅郎とは幼馴染で、ともに潤林安で血の繋がらないおばあちゃんと一緒に住んでいた。かつては彼を「シロちゃん」と呼び、隊長・副隊長の間柄になった現在でも、日番谷に隊長と呼ぶよう注意されても「日番谷くん」と呼び続ける。鬼道の達人であり、独自で組み合わせた鬼道を使ったり、ゲームでは原作で使っていない鬼道を使っていたりする。霊術院時代に謀反前の直属の上官・藍染に助けられて以来、憧れを持ち敬愛している。可憐な容貌から他隊隊士からも人気が高い。現在はシニヨン(いわゆるお団子頭)を布と紐でまとめているが、流魂街にいた頃から霊術院時代の途中までは短く二つ結びで、霊術院に入ってから5年後には一つ結びだった。八番隊副隊長の伊勢七緒とは読書友達であり、一冊の本について熱く語り合う仲。特技は絵を描くことで、瀞霊廷通信の挿絵制作も担当している。また、四番隊で行われている生け花教室にも参加している。休日は流魂街のおばあちゃん家に行ったり、図書館で読書したりしている。
ルキア処刑を巡る騒動の中では、藍染の死(実際は藍染本人による偽装)によって錯乱し、日番谷との同士討ちを仕向けられたりするなど藍染の策略に踊らされる破目になり、後に再会した藍染に刺され瀕死の重傷を負う。卯ノ花の手により一命を取り留め、床に就せた状態から起き上がるも、藍染の救済を日番谷に懇願し現実逃避をしてしまう程に精神的ショックから立ち直れずにいた。
後にそのショックから立ち直り空座町にて戦前に復帰する。ハリベルの従属官と交戦をする乱菊に加勢するが、アヨンの攻撃で重傷を負い、吉良の治療を受けていたが、鏡花水月の力で藍染と思い攻撃した日番谷に刃で貫かれてしまう。決戦後は十二番隊の下で臓器回復の治療を受ける。
『カラブリ+』では出店用にメガネの形をしたクッキーを作り女性死神協会の面々をドン引きさせ、やちるによる藍染の物真似「私が天に立つ」を見て昏倒するなど、藍染の影響を引きずっている様子。
斬魄刀:『飛梅(とびうめ)』
鬼道系斬魄刀。能力解放と共に七支刀の様になり、火の玉を放つ。
解号は「弾け『飛梅』(はじけ『〜』)」
破道の十二「伏火(ふしび)」
破道の三十一「赤火砲(しゃっかほう)」
縛道の二十六「曲光(きょっこう)」
縛道の三十七「吊星(つりぼし)」
白伏(はくふく)
鬼道の達人である雛森だからこそ出来る物である。詳細は鬼道を参照。


平子真子(ひらこ しんじ)
声 - 小野坂昌也
110年前の護廷十三隊五番隊隊長→後、仮面の軍勢(ヴァイザード)の一員となる。
六番隊 [編集]
白哉が隊長を務めるためか、規律や厳しさが特徴。だが恋次のあけすけな性格が隊の雰囲気に良いバランスを与えている。人間関係の基本はまず挨拶からということで、六番隊では挨拶を奨励している。
隊花:椿(つばき) 特色(花言葉):高潔な理性

朽木白哉(くちき びゃくや)
声 - 置鮎龍太郎/演 - 林修司
護廷十三隊六番隊隊長。四大貴族の一、朽木家二十八代目当主。朽木ルキアの義兄。

阿散井恋次(あばらい れんじ)
声 - 伊藤健太郎/演 - 森山栄治
護廷十三隊六番隊副隊長。朽木ルキアの幼馴染。戌吊出身。


朽木銀嶺(くちき ぎんれい)
声 - 有本欽隆
身長179cm 体重64kg 6月2日生まれ  
110年前の護廷十三隊六番隊隊長を勤めていたが、現時点では回想シーンのみの登場であるため現在の生死なども不明(「キャラブック2 MASKED」によると、引退となっているため生きている模様)。白哉の祖父。髭を蓄え長髪で凛々しい。かなり年長に見えるが、隊長としての経歴は元柳斎はもちろん、卯ノ花や浮竹、京楽に及ばないとされる。白哉の性格について「すぐに熱くなる癖が抜ければ一皮むける」と話しており、いつも白哉のことを気にかけている様子である。「死神図鑑」では白哉に牽星箝を説明する際に、逆に自分はどこに付けているのかを聞かれ、答えに詰まって瞬歩で逃げるというお茶目さも持っている。
アニメ「斬魄刀異聞篇」では過去当時、新たに婿養子に来た響河を気に掛けており、自尊心が強い響河に度々心の在り様を諭し厳しい言葉を投げかけていた。だが響河は自身の言葉を聞き入れられずに反乱まで犯してしまったため、最後は涙を呑んで元柳斎と共に響河を封印した。

朽木蒼純(くちき そうじゅん)
身長177cm 体重62kg 5月21日生まれ
110年前の護廷十三隊六番隊副隊長。銀嶺の息子で白哉の父。優しく大人しい性格。才能はあったが、体が弱かったことから戦闘向きのタイプではなかったという。次期朽木家当主になるよう銀嶺が気に掛け、副隊長に取り立てられるが現在は戦死している。


七番隊
質実剛健、骨太な生き様を好む隊士が多く、仁義を重んじる。隊長の狛村の素顔が分かってからは、犬が隊のイメージとなりつつある。
隊花:菖蒲(しょうぶ) 特色(花言葉):勇気

狛村左陣(こまむら さじん)
声 - 稲田徹
身長235cm→288cm 体重180kg→301kg 8月23日生まれ 好きなもの・肉 嫌いなもの・ニンジン[2]
護廷十三隊七番隊隊長
固い性格の大男。実は人狼であり、その獣の姿ゆえに疎まれ、それを隠すため虚無僧のような鉄笠や手甲を着用し、常に顔や手を隠していた。剣八との戦い以降は鉄笠で顔を隠すことはなくなった。孤独だった自分を死神として拾ってくれた総隊長・山本元柳斎への恩義に報いることが自身の行動における第一義とし、元柳斎の考えに殉ずる意思を持つ。羽裏色は璃寛茶(りかんちゃ)。
アニメの「死神図鑑ゴールデン」にて一角と同じ美容院に通い毛並みを整えてもらっている姿が見られる。さらに、現世に赴いていた檜佐木修兵(後述)に土産として織姫が知っているペットショップで買った犬用の櫛を貰い喜ぶなど、アニメではその風貌が度々ネタにされている。だが自身も犬・猫などの小動物を愛しており、七番隊隊舎裏で犬の五郎を飼っている。後に発行された『カラブリ+』では身長・体重ともに巨大化した他、イラストに対しての助言や自らが書いた絵などで独特なセンスを発揮していた。また、一角が卍解を習得していることを知っている。
九番隊隊長の東仙要とは死神になる前に出会い、共に死神を目指した親友の間柄だった。東仙が亡き友人の正義を貫き世界を守るという死神を目指す理由を聞き、東仙が本心では愛しい者を亡くした為に世界を憎んでいると察した上で、自分が東仙の心の拠り所となろうと親友になる事を決意した。
他隊の隊長格と共に、空座町での藍染との決戦に出陣する。破面・ポウに追い詰められた一角を救い、ポウを卍解で一撃のもとに叩き伏せる活躍を見せた。その後、吉良が治療を行なっている結界を守っていたが、他の仲間が倒されては意味がないと吉良に諭されたために戦前に立ち、東仙と交戦。東仙の本来の目的を知りながらも、親友として死闘を繰り広げた末に東仙と和解、藍染に立ち向かうが、藍染の圧倒的な力の前になす術なく敗北する。
斬魄刀:『天譴(てんけん)』
能力解放に伴う形状変形は無いが、攻撃動作に合わせて具現化した巨大な剣撃で攻撃する。
解号は「轟け『天譴』(とどろけ『〜』)」
【卍解】:『黒縄天譴明王(こくじょうてんけんみょうおう)』
自身の動きに連動して動く鎧兜を身に纏った山のような巨人を召喚する。その巨体を生かした攻撃力は強大であり、帰刃時のポウを一撃で倒すほどの威力を持つ。しかしリンクの度合いが非常に強いので、明王が傷つけられた箇所には、狛村にまで及ぶというデメリットがある。

射場鉄左衛門(いば てつざえもん)
声 - 西凛太朗
身長182cm 体重68kg 7月18日生まれ
護廷十三隊七番隊副隊長・男性死神協会会長
元十一番隊隊員で、一角や弓親、恋次などの先輩にあたる。戦闘は器用で「斬」「拳」「走」「鬼」をバランス良く鍛え、使いこなす(本人曰く、バランスよく能力を鍛えると副隊長に推薦されやすいらしい)。広島弁でいかつい容貌だが、実際は母親思いで仁義に厚い。十一番隊を抜けたのも、病気の母親の治療費のためであると一角は語っている。また一角は、十一番隊では副隊長になれないから抜けたとも指摘している。振る舞いは穏やかだが、元十一番隊隊員らしく強い相手を求める好戦的なところもある。また、一角が卍解を習得していることを知っている。
空座町での決戦ではポウに転界結柱の一つを破壊されたことにより始まった転送回帰を止める役目を負った。その後アヨンに奇襲をかけるが返り討ちにされてしまう。それにより吉良の治療を受けていたが、雛森と入れ替わっていた藍染に切り伏せられる。
意外に絵心があり、『カラブリ+』で可愛らしい狛村のイラストを描いている。また、松本乱菊のことが好き。広島風お好み焼きを好み(大阪風は嫌い)自費で「広島弁講座塾」を開くほどの根っからの広島好き(その後生徒が集まらず閉校)。趣味はサングラスの収集で休日には恋次同様、眼鏡の銀蜻蛉の新作をチェックしている。
斬魄刀
封印時は匕首状で、能力解放と共に鍔が無く広い刀身の中ほどに枝の様な刃が付いた形状に変形。名前・解号・能力、全て不明であり、斬魄刀異聞篇においては勇音の突っ込みに涙ながらに答えていた。

愛川羅武(あいかわ らぶ)
声 - 稲田徹
110年前の護廷十三隊七番隊隊長→後、仮面の軍勢(ヴァイザード)の一員となる。
小椿刃右衛門(こつばき じんえもん)
身長175cm 体重88kg 9月26日生まれ
110年前の護廷十三隊七番隊副隊長。現在の十三番隊第三席・小椿仙太郎の父親であり、剣豪。


八番隊
隊長がほとんど仕事をしないため、副隊長が隊の実権を執っている。週に一度京楽が女性隊士ばかりを集めて飲み会を開いているという噂がある。
隊花:極楽鳥花(ごくらくちょうか) 特色(花言葉):すべてを手に入れる

京楽春水(きょうらく しゅんすい)
声 - 大塚明夫
身長192cm 体重87kg 7月11日生まれ 好きなもの・酒饅頭 嫌いなもの・抹茶
護廷十三隊八番隊隊長
上級貴族・京楽家の次男坊で足袋を履かない。隊長の羽織の上に女物の着物を羽織り、女物の長い帯を袴の帯として使うなど派手な格好をしており飄々とした性格。振る舞いは軽薄、酒と女が好きで仕事や争い事を嫌い、一見すると隊長としての品格を疑われそうな男だが、実は誰よりも思慮深く、真実を見通す力に優れており、いざというときになると冷静で的確な判断を下す。101年前の藍染の行動に少なからず違和感を抱いていた描写も見受けられる。戦いに対して非常にシビアで敵味方関係なく悪として勝利のみを優先する結果主義者である。浮竹十四郎の親友で、彼と共に「真央霊術院」を出た初めての隊長であり、浮竹や元柳斎、卯ノ花と並び100年来からの古参の隊長でもある。元柳斎を「山じい」と呼び、時にはタメ口で話す。また、十番隊の松本乱菊とは飲み仲間で、七緒を溺愛している。戦闘スタイルは大小の斬魄刀による二刀流だが、本気を出さない時は一つの刀で持つ手を交互に変えながら戦う手法を取っている。
ルキアの処刑の是非を巡る騒動の際に浮竹と協力し、ルキア救出を手伝ったが、元柳斎との戦いを余儀なくされた。バウント篇では涅マユリと何度か対立している。ちなみに、隊長の羽織の上に羽織っている女物の着物は安物だが、髪を結んだところにつけている風車の小物はとても高価なもの。
著作の「バラ色の小径」はまったく人気がないが、なぜか写真集の「腕まくら」は、完売になるほど人気である(とは言え、写真集は他の隊長より初版が少ない上、重版されてもいない。)。羽裏色は蘇芳色(すおういろ)。
他隊の隊長格と共に、空座町での藍染との決戦に出陣する。戦場ではスタークと対決し、一時はワンダーワイスの出現を察知したスタークによって戦闘不能状態に陥るも、スタークとラブ・ローズの交戦に乱入し、『花天狂骨』の能力で勝利を収める。またこの決戦内で、元部下であるリサと再会を果たす。その後、他の隊長らとともに藍染に立ち向かうが、鏡花水月の力に抗うことができず、藍染に切り伏せられて敗北する。
死神図鑑ゴールデンでは、更木剣八ら十一番隊隊士と共に一緒に月見をしていた。[3]
斬魄刀:『花天狂骨(かてんきょうこつ)』
十三番隊隊長・浮竹の斬魄刀と共に尸魂界でただ二組しか存在しない二本一対の斬魄刀。全斬魄刀の中で唯一封印時から二本一対で普段は大小として携帯しているが、能力解放と共に青龍刀のような形状に変化する。『花天狂骨』が発する霊圧領域内で『花天狂骨』が提示する「遊び」のルールを京楽を含めて敵に従わせる能力を持つ。それ故にそのルールによっては京楽自身もダメージ・不利となり得るリスクも生じ、【卍解】は、浮竹曰く人目がつく場所では好ましくないらしい。劇中で登場した「遊び」のルールは下記の通り。
GC版ゲーム『黄昏にまみえる死神』やDS版ゲーム『蒼天に駆ける運命』、PSP用ゲーム「ヒート・ザ・ソウル3」では風を使った技を多彩に使う。原作では推定しにくいが、アニメでは解放しても刀身の長さは脇差の方が短く、脇差で相手の間合いをつめ翻弄し太刀で相手をしとめる戦い方が適していると述べている。
解号は「花風紊れて花神啼き 天風紊れて天魔嗤う『花天狂骨』(はなかぜみだれてかしんなき てんぷうみだれててんまわらう『〜』)」
嶄鬼(たかおに)
「高いところへいったほうが勝ち」というルールで、相手より先に高い位置に着くことで効果を発揮する技と思われるが、相手の反撃により攻撃が中断されたため詳細は不明。
影鬼(かげおに)
「影を踏まれたら負け」というルールで、相手の影を踏むことにより相手の影の中から攻撃する。影の中に潜んだり、影に刀を刺すことで影内の別の場所から斬撃を放つといった攻撃方法がある。
艶鬼(いろおに)
発動中は花天狂骨の持ち主と相手が交互に色を口にし、その色が付いている部位のみを斬れるというルール。一度口にした色は双方が斬ることができるようになり、攻撃力は色を口にした際の自分のリスク(=自分が身に纏っているその色の多さ)によって決定される。リスクが大きければ掠り傷程度の斬撃でも大きな裂傷となり、逆にリスクが0の場合(=自分が身に纏っていない色を宣言した場合)、たとえその一撃が相手に深手を負わせるほどの力があっても浅い傷となってしまう。
技「不精独楽(ぶしょうごま)」
斬魄刀を両手に一本ずつ持ち、回転することで風を起こし、相手の行動を阻害する。

伊勢七緒(いせ ななお)
声 - 生天目仁美
身長164cm 体重48kg 7月7日生まれ 好きなもの・羊羹 嫌いなもの・抹茶
護廷十三隊八番隊副隊長・女性死神協会副会長
眼鏡をかけた生真面目な女性で、普段は京楽の秘書のように振舞う。ふらふらしている隊長に憤りを感じていることも多く(あまりにも仕事をしない京楽を椅子に縛り付けていたりもしている)、素気ない態度が目立つ。その一方で「数歩下がってついていく」という発言や、元柳斎との対決に際して彼の身を案じるなど、敬慕する面が垣間見える。戦闘においては冷徹な一面も持つ。110年前から護廷十三隊に所属し、当時八番隊副隊長を勤めていた矢胴丸リサと毎月一日は読書をして過ごしていた。この頃は現在の草鹿やちると同程度の体格だった。本編での戦闘シーンがないにもかかわらず、ゲーム『ヒート・ザ・ソウル3』に登場しており、瞬歩と鬼道を組み合わせた戦闘スタイルを持っている。斬魄刀は名前・能力共に不明。女性死神協会での活動では会長のやちるに代わって会員達を仕切っているが、彼女らの行動に悩まされることも。
『カラブリ+』では、バレンタインチョコを期待する京楽に素っ気ない態度をとりつつも、実はチョコを作っていたなどといったツンデレっぷりも披露している。趣味は読書で雛森とは読書仲間。休日は図書館通いかショッピングで過ごしている。自身の連載である読者の悩みやぼやきを一喝する瀞霊廷通信内のコーナー「大概にしてください」はトップ3を誇る人気を持つ。

円乗寺辰房(えんじょうじ たつふさ)
声 - 桜井敏治
身長206cm 体重145kg 7月8日生まれ
護廷十三隊八番隊第三席・副官補佐
大柄な体格に三つ編みお下げの男。自信過剰な性格。必殺技は「崩山剣舞」(ほうざんけんぶ)だが、周囲から見ると刀を振り回しているようにしか見えない。この技を使ってチャドを倒そうとするが、一瞬にして敗れた。また、砕蜂に密かに想いを寄せており、立体映像の砕蜂に自分を殴ってほしいと言ったこともある。
斬魄刀:『崩山(ほうざん)』
解放と共に巨大な羽子板のような形状に変化する。斬撃に風を纏って攻撃する。設定はゲーム『紅に染まる尸魂界』にて判明。
解号は「乱舞せよ『崩山』(らんぶせよ『〜』)」

矢胴丸リサ(やどうまる りさ)
声 - 服部加奈子
110年前の護廷十三隊八番隊副隊長→後、仮面の軍勢(ヴァイザード)の一員となる。
九番隊 [編集]
平和と正義を重んじる東仙の思想が反映し、無意味な戦いで血を流すのは御法度となっている。九番隊は瀞霊廷守護及び瀞霊廷通信の編集・発行を担当している。東仙離反後は檜佐木が瀞霊廷通信編集長を代わりに務めている。東仙が編集長を務めていたころは、編集長の特権により、彼の連載は人気の有無にかかわらず打ち切られることはなかった。拳西が隊長だった当時は「六車九番隊」の名称を掲げ、確認できる限りの隊士は皆暴走族風の格好をしていた。
隊花:白罌粟(しろけし) 特色(花言葉):忘却

東仙要(とうせん かなめ)
声 - 森川智之/演 - 倉貫匡弘
護廷十三隊九番隊隊長→後、謀反により虚圏へ。

檜佐木修兵(ひさぎ しゅうへい)
声 - 小西克幸、小林ゆう(少年期)/演 - 郷本直也
身長181cm 体重67kg 8月14日生まれ 好きなもの・ウインナー 嫌いなもの・ウニ
護廷十三隊九番隊副隊長(東仙謀反後は隊長業務を兼任(劇場版2では隊長権限代行と呼ばれた))・男性死神協会理事・瀞霊廷通信編集長代理
左頬に「69」の刺青を彫っており、ノースリーブの死覇装を着ている(アニメより前代隊長の六車拳西への憧れと見受けられる)。首と両上腕部にある黒い模様は刺青ではなく、首輪と腕輪(取り外して相手に投げることで目くらましの効果のある爆竹のようなものになっている)。顔の右側、額から顎にかけて三本筋の傷跡を持つ(学生時代に藍染により生み出された巨大虚(ヒュージ・ホロウ)につけられたもの)。真央霊術院の入試には2回落ちているが、在学中にはすでに護廷十三隊への入隊が内定しており、その当時から席官入り確実といわれた優等生だった。恋次・吉良・雛森の先輩。なお、今は学生時代より短髪で、鼻に灰色のテープのような物を貼っている。
上官の東仙の事を敬慕しており、“自分の剣に怯えぬ者に剣を握る資格は無い”など東仙からの教えを戦士としての矜持として胸に秘めている。また席官時代は、学生時代の巨大虚に襲われた経験から戦いへの恐怖を抱いていたが、当時の東仙の前述の言葉を胸に刻んだことにより、現在まで及ぶ。
普段はクールでどっしりした硬派で誠実なキャラだが、『カラブリ+』や単行本のおまけページなどでは想い人である乱菊のことで卑猥な妄想を膨らませて鼻血を噴き出すなど、軟派で助平な一面もある。また給料日前に給料を使い果たしたり、乱菊・吉良と一緒に酒を飲み酔いつぶれた挙句、総合救護詰所で足つぼマッサージを受けて死ぬ思いをしたりするなど計画性の無さも垣間見える。(七緒に取ってつけた設定といわれているが)特技は料理。
110年前は流魂街に住んでおり、気弱で泣き虫な性格だった。友達(虎彦(とらひこ)・牛次(ぎゅうじ))と一緒にいるときに虚の襲撃をうけるが、偶然通りかかった当時の九番隊隊長である拳西に助けられた。「69」の刺青や普段の振る舞いは彼に対する憧れから表れている。
死神達に人気の機関紙「瀞霊廷通信」の編集を東仙から引き継いでいるが、自らが執筆した「教えて! 修兵先生!!」は、本人が全く知らない内に3回で連載が打ち切られている。ギターの演奏が趣味だが、当初は全く弾けず、周りから苦情がくるほどだった。尸魂界の争乱後、チャドにギターを教授してもらい少しは上達した模様。
空座町での藍染との決戦では転界結柱の守護を担当。破面フィンドールとの対決に斬魄刀を解放して勝利後、吉良と共に乱菊と雛森の救援に駆けつけるもアヨンによって自らも負傷する。それでも怪我を押して、狛村と共に東仙に戦いを挑み、虚化した東仙に敵わなかったが、刀剣解放し狛村に止めを刺そうとする隙を突いて『風死』による攻撃で東仙を倒す。
斬魄刀:『風死(かぜしに)』
解放すると一対の鎖で繋がった特殊な刃の形をした鎌になる。鎖の部分を持ち武器本体を回転させ敵に投げることで、相手に動きが読まれにくい攻撃をすることが可能。檜佐木本人は風死の形が「命を刈り奪る形をしている」ため、風死を気に入っていないと述べている。
解号は「刈れ『風死』(かれ『〜』)」
縛道の六十二 百歩欄干(ひゃっぽらんかん)
劇場版アニメ『The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸』で初使用した鬼道。フィンドールとの交戦の際にも使われた。
詳細は鬼道を参照。

梅定敏盛(うめさだ としもり)
声 - 飯島肇
護廷十三隊九番隊第二十席十五名の一人。
自称、同期では一番の出世頭。死神達に紛れた織姫にちょっかいを出したが、同じく死神達に紛れた石田に止められた。好色で、石田の嫌いなタイプ。なお、「カラブリ+」ではナースファッションを自分が愛用していたりと変態でもある。

六車拳西(むぐるま けんせい)
声 - 杉田智和
110年前の護廷十三隊九番隊隊長→後、仮面の軍勢(ヴァイザード)の一員となる。

久南白(くな ましろ)
声 - 神田朱未
110年前の護廷十三隊九番隊副隊長→後、仮面の軍勢(ヴァイザード)の一員となる。

十番隊
副隊長の乱菊以外は日番谷の指導の賜物か真面目な隊員が多いのが特徴。隊長と副隊長の性格が全く対照的なのが大きな特徴でもあるが、隊士からは慕われている。110年前の隊長は京楽曰く「死んだ」らしいが、現時点での詳細は不明。劇場版第2作では日番谷に謀反の疑いが掛けられたことにより、この隊そのものが取り潰しに為りかけた。
隊花:水仙(すいせん) 特色(花言葉):神秘とエゴイズム

日番谷冬獅郎(ひつがや とうしろう)
声 - 朴璐美/演 - 永山たかし
護廷十三隊十番隊隊長。天才児と呼ばれ史上最年少で隊長に就任した。


松本乱菊(まつもと らんぎく)

声 - 松谷彼哉/演 - 井上晴美

身長172cm
体重57kg
9月29日生まれ

護廷十三隊十番隊副隊長・女性死神協会理事

金髪で巨乳の色香漂うグラマラスな美女で、いつも死覇装の胸元が大きく開いている。また、首にアクセサリーをしている。マイペースでサバけており、お洒落な性格である。普段は明るく振舞っているが、市丸ギン絡みのことだと珍しくもの思いに深けている描写が多々ある。
酒豪であり、八番隊隊長の京楽と九番隊副隊長の檜佐木とは呑み友達。高い戦闘力を有し、自隊長である日番谷に絶大な信頼を寄せていて日番谷との連携にも優れているが、デスクワークに関してはサボりがち。
仕事をサボる度に日番谷からいつも叱られているが、本人は反省していない。当時の階級は不明だが、かつて幼い日番谷と出会い、日番谷の霊力に気づき死神になることを勧めている。休日は暇人と呑みに行くか呉服屋に行って過ごしている。
平時と非常時の緩急が激しく気分屋な言動が目立つ一方で、ルキアへの嫉妬に苦しむ織姫を優しく諭す姉御肌な一面も持ち合わせている。また彼女に好意を寄せる男性も多いのか、単行本のオマケマンガや『カラブリ+』などでは檜佐木や射場が彼女に好意を寄せていることをうかがわせる描写がある。趣味は昼寝で特技は日本舞踊。作中で数度披露された豊満な制服姿は浅野啓吾・コン曰く「刃」「凶器」。よく現世で買い物を楽しんでいる。
市丸ギンとは幼馴染で同期でもある。幼少時に行き倒れていたところを助けられ、その後同居していた。上記の誕生日はギンが自分と出会った日を誕生日としてつけたものである。市丸が差し出してくれた干し柿が彼ら共通の好物である。アクが強すぎて肌が荒れるという理由でタケノコが嫌い。
破面襲来の報を受け日番谷らと共に現世へと派遣される。現世滞在中は織姫を頼り、彼女の家に居候していた。他隊の隊長格と共に、空座町での藍染との決戦に出陣。日番谷をハリベルと戦わせるため、アパッチたち従属官3人と戦うが、三人の生み出したペット「アヨン」に重傷を負わされる。満身創痍の中で、市丸の真意を確かめるため尸魂界に急行、藍染に襲われそうになったたつきとドン・観音寺を救出した後、ギンに真意を問い質すも、戦いに巻きこまれぬよう「白伏」で気絶させられた。その後、自分のために反旗を翻し倒れたギンのもとに駆け寄り、泣き崩れる。
実は幼少時の行き倒れの原因は、藍染の作った崩玉の実験の為に当時の配下達が彼女の魂を削り奪ったからだという事が、ギンの回想から明かされた。
斬魄刀:『灰猫(はいねこ)』
斬魄刀解放と共に刀身が灰状に変形、柄を振ることで灰となった刀身を操り敵を斬る。アニメでは見せ場が増えており、この解放状態の刀でコンクリートや鉄筋を切断してみせた。色々な使い方ができ、相手を囲い切り刻んでいったり相手の攻撃を防いだりできる。
本体の性格は本人曰く「ワガママで気分屋でぐうたらでバカ」で「ソリが合わない」らしいが、弓親には「(乱菊に)ソックリ」と評されている。
解号は「唸れ『灰猫』(うなれ『〜』)」

  • 最終更新:2022-01-26 02:51:20

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